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子犬・子猫の病気・体調不良について
浜松市中央区にあるけんご動物クリニックです。
今回は子犬・子猫の病気・体調不良についてご説明させていただきます。
けんご動物クリニックでは、子犬・子猫に多い感染症・体調不良の治療を行っておりますので、お悩みの場合は一度ご相談ください。
子犬・子猫はとても可愛らしく、家族に迎えたばかりの時期は特に幸せな時間が始まります。しかしこの時期はまだ免疫力が十分に育っておらず、感染症や体調不良を起こしやすい点に注意が必要です。
犬や猫って“生まれつき丈夫”というイメージがありますよね。実際には子犬・子猫は体の機能が未発達で、とてもデリケートな時期です。子犬・子猫の不調は進行が早いため、早めの気づきがとても大切になります。ペットショップやブリーダーから迎えたばかりで2,3日後に遊ばせすぎて体調を崩すことはよくあり、成長のスピードが速い分、病気の進行も早く、短時間で重症化してしまうことがあります。
子犬や子猫は病気になるのかな?今病気なのかな?ストレスなのかな?このまま病気が続いたら危険かな?そのままだとやばいかも?と思われることがあるかもしれません。
迎え入れたらまずは、子犬・子猫だけの環境に慣らしてあげることが大事です。ここでは一般的な内容を中心に、Q&A形式で仔犬・仔猫の健康管理に役立つ情報をお伝えします。
Contents
Q1. 子犬・子猫はどんな感染症にかかりやすいですか?
A1.
子犬・子猫は免疫力が発達途中のため、ウイルスや細菌の感染症にかかりやすい時期です。
代表的な病気には以下のようなものがあります。
- 犬パルボウイルス感染症:激しい下痢・嘔吐・血便・水様便を起こし、食欲がなくなり、命に関わることがあります。強力なウイルスで環境中でも長く生存します。ワクチンで予防可能です。
- 犬ジステンパー:発熱、咳、下痢、神経症状など多彩な症状を示し、食欲が低下します。ワクチンで予防可能です。
- ケンネルコフ:複数のウイルスや細菌が関与する呼吸器感染症で、咳を主症状とします。
- ウイルス性上部気道感染症(猫風邪):くしゃみ、鼻水、目やに、咳が出ることが多い疾患です。
- 猫伝染性腹膜炎(FIP):猫コロナウイルスが突然変異して起こる病気で、発熱・腹水・食欲不振などが見られることがあります。ある程度成長してから(6ヶ月齢から1歳の時期に)発症することが多いです。
また、内部寄生虫(回虫・コクシジウム・ジアルジア・トリコモナスなど)や細菌感染によって下痢や体重減少や食欲低下が起きることもよくあります。早期の駆虫がとても重要です。
細菌感染のみでも食欲低下をおこし低血糖、敗血症をおこし急速に衰弱していくことがあります。
Q2. ワクチンはいつから始めるべきですか?
A2.
一般的には生後6〜8週齢からワクチン接種を開始します。
母親からもらった免疫(移行抗体)が減少する時期でもあり、このタイミングでワクチンをうっていくことで自分自身の免疫が作られていきます。
ワクチンは通常 数回の追加接種(2〜3回) が必要で、生活環境・外出の頻度・同居動物の有無によって最適なスケジュールが変わります。
迷った場合は早めにご相談ください。
Q3.ワクチン接種前に散歩していいですか?
A3.
いいえ。基本的におすすめできません。ワクチンが終わるまでは体の守る力がまだ整っていないのでお散歩はもう少し待ってあげる方が安心です。
ワクチン前に病気はうつりますか?
はい、うつりやすい時期です。ワクチン前は免疫がしっかりしていないので、病気によりかかりやすい時期になります。
Q4.下痢や血便や嘔吐が続く場合、すぐ受診した方がいいですか?
A4.
はい。子犬・子猫は体の抵抗力が弱いため、脱水や低血糖が短時間で進行します。
「少し元気がないかな?」という段階から重症化していくことがあり、特に下痢・嘔吐・食欲不振は注意が必要です。
- 24時間以内に症状が悪化する
- 元気がない
- お水も飲まない
- ミルクも飲まない
などの兆候があればすぐに動物病院へご相談ください。
Q5. 元気がない・ぐったりしている場合はどうすればいいですか?
A5.
まずは以下のポイントを確認してください。
- 体温(触っていつもより熱い/冷たい)-(正常体温はおよそ38.0~39.5℃)
- 呼吸の速さ
- 心拍数
- 食欲の有無
特に体温が低い場合は重症化していて危険ですので、タオルや湯たんぽを使用し 保温 しながらすぐに受診してください。
水分が取れない場合は、無理に飲ませず病院へ向かう方が安全です。誤嚥(ごえん)してしまう可能性もあります。
Q6. 兄弟や同じ部屋のペットに感染することはありますか?
A6.
はい。ウイルスや細菌は容易に感染します。
すべての排泄物-嘔吐物や便、鼻水・咳・くしゃみなどから感染する可能性があり、症状が出た子は念のため隔離したほうが無難です。確定診断ができたら特定ウイルス、細菌に対しての環境を対応していくのが望ましいです。
同居ペットも発症する可能性があるため、注意深く観察し、異変があれば早めに診察を受けましょう。
Q7. 初診時に持参するものは何ですか?
A7.
スムーズな診察のために、以下の物をご用意ください。
- 首輪・リード・キャリーケース
- ワクチン証明書
- 過去の検査資料(あれば)
- 現在服用中のお薬
- ペット保険証(アニコム・アイペット等)
初診の際は不安な点をメモしておくと伝え漏れがなくおすすめです。
Q8. 自宅でできる予防やケアはありますか?
A8.
子犬・子猫を健康に育てるためには 日常の衛生管理 が非常に重要です。
- 食器やトイレは清潔に保つ
- 集団飼育では定期的な消毒を行う
- 外出や他の動物との接触はワクチンが完了するまで控える
- 栄養バランスの整った食事と十分な睡眠
また、適切な社会化(人や音、環境に慣れること)も精神面の成長に大きく関わります。
Q9. 治療費の目安はどのくらいですか?
A9.
症状や検査内容により大きく異なります。
初診料、便検査、血液検査、点滴、内服薬、入院費などが必要になる場合があります。
当院の料金表もございます。
Q10. 入院や特別な治療が必要になる場合はありますか?
A10.
以下のような場合は入院治療が必要になることがあります。
- 元気・食欲の低下を伴う下痢・嘔吐
- 元気・食欲の低下を伴う咳・くしゃみ・呼吸困難
- 元気・食欲の低下
- 24時間以内に症状が悪化していく
- 強い脱水
- 低血糖
- 意識レベルの低下
けんご動物クリニックでは、早期の検査と治療により重症化リスクを抑えることを大切にしています。
子犬・子猫の健康を守るために
犬や猫って”生まれつき丈夫” で ”元気だから病気にならない”と思われがちですが、実際には体の機能が未発達で、とてもデリケートな時期です。幼犬・幼猫の不調は進行が早いため、早めの気づきがとても大切になります。「少し変だな」と感じたら、早めの受診が何より大切です。
けんご動物クリニックでは、子犬・子猫の感染症、下痢・嘔吐、くしゃみ、体調不良など治療を行っておりますので、お悩みの場合は一度ご相談ください。
また、当院ホームページ内の子犬・子猫の感染症治療、予防ワクチン・健康診断もあわせてご覧ください。



浜松市で生まれ育ち、浜松西高等学校を卒業。
家族に医療従事者が多く、幼い頃から「命の大切さ」「人に寄り添う医療」の姿を身近で見て育ちました。
その環境が進路を決める大きなきっかけとなり、動物医療の道へと進みました。
浜松市中央区(旧東区)中田町にて「けんご動物クリニック」を開院し、地域に根差した動物医療を20年以上にわたり実践しています。
犬・猫を中心に、うさぎ・フェレット・ハムスター・モルモットなど幅広い小動物の診療を行っており、一般診療に加え、入院管理、外科手術、避妊去勢手術、予防医療、健康診断などにも対応しています。
「動物は家族の一員であり、かけがえのない存在」という思いを大切にし、子犬・子猫から老齢期まで、それぞれのライフステージに合わせた医療を提供しています。
地域の皆さまが安心して大切なペットを託せる病院として、これからも末永く寄り添い続けたいと考えております。




