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犬がおしりを引きずることについて

浜松市中央区にある動物病院の「けんご動物クリニック」です。

今回は犬のおしりをひきずる行動についてご説明させていただきます。

当院では犬がおしりをひきずる症状の治療を行っておりますので、お悩みの場合は一度ご相談ください。

犬がおしりを引きずるのはなぜ?


浜松市中央区の動物病院のけんご動物クリニックではおしりを引きずるといった相談をよくうけます。「おしりを引きずっている」「おしりを床にこする」「お尻を気にしている」「便と違う臭いがする」「お尻まわりから血がでている」といった理由で来院される飼い主様も多いです。

一見かわいい仕草に見えることもありますが、多くの場合は違和感やかゆみ、痛みが原因です。放置すると悪化することもあるために注意が必要になります。

また、犬だけではなく、猫にも同様の症状が起こることがあります。

犬のおしりを引きずる症状


犬がおしりを引きずる場合に以下のような症状もみられることがあります。

・床におしりをこすりつける
・しっぽの付け根を頻繁に気にする
・おしり周りを舐める、噛む
・排便時に違和感がある様子がみられる
・肛門近くから血が出ている
・肛門付近が赤い、腫れている

特に繰り返し行う場合や、出血・腫れを伴う場合は早めに動物病院での診察が必要です。

犬のおしりを引きずる原因

おしりを引きずる原因はいくつかありますが、代表的なものは以下の通りです。

① 肛門嚢・肛門腺のトラブル
肛門嚢・肛門腺とは、肛門の左右にある分泌腺で、においの強い液体をためています。ヒトにはないもので、犬、猫以外にはスカンクが代表的です。通常は排便時や興奮時に自然に排出されますが、たまると違和感や炎症の原因になります。
これを「肛門嚢炎」といい、犬がおしりを引きずる最も多い原因です。

② 皮膚炎・アレルギー
肛門周囲の皮膚炎やアレルギーによりかゆみが出ている場合もあります。体質による皮膚トラブルが関係することがあります。

③ 外傷や腫瘍
まれに外傷や腫瘍(できもの)による違和感で引きずることもあります。高齢犬では注意が必要です。

④便が肛門周囲によごれていることで肛門周囲に炎症をおこしてかゆみが出ていることもあります。

犬がおしりを引きずるときの診断


動物病院では以下のような診察を行います。

・視診(見た目の確認)
・触診(肛門嚢の状態チェック)
・肛門嚢の内容物の確認
・皮膚の状態チェック

肛門嚢炎の場合は、分泌物がたまっていたり、炎症によって硬くなっていることがあります。症状に応じて診断を行います。

飼い主様がされるよくある質問

Q1. 犬や猫がおしりを引きずるのは様子見で大丈夫ですか?
A. 一時的であれば様子を見ることもありますが、繰り返す場合や赤み・腫れがある場合は動物病院の受診をおすすめします。

Q2. 自宅で肛門腺を絞ってもいいですか?
A. 慣れていれば可能ですが、炎症がある場合は痛みを伴うため無理せず動物病院での処置が安全です。

Q3. おしりを引きずる原因は必ず肛門腺ですか?
A. 多くは肛門嚢ですが、皮膚炎や他のトラブルが関係することもあるため、症状が続く場合は診察が必要です。

Q4. どのくらいの頻度で受診すべきですか?
A. 月に何度も繰り返す場合や、強くこする場合は早めの受診をおすすめします。

Q5. 痛みがあるサインはありますか?
A. 鳴く、触ると嫌がる、出血がある場合は痛みの可能性が高く、早急な受診が必要です。

犬がおしりを引きずることの治療


原因に応じて治療方法は異なります。

・肛門腺がたまっている場合には肛門腺を絞り出します。
肛門腺炎:たまっている肛門腺がはぜてしまって穴があいて出血してしまった場合には抗生剤や消炎剤が必要になります。肛門腺をとる手術を行うこともできます。

・皮膚炎:外用薬や内用薬やアレルギー対策

・外傷・腫瘍:状態に応じた外科的対応や内科対応

肛門嚢炎は再発しやすいため、定期的なケア(肛門腺絞り)や生活環境の見直しが重要です。

犬や猫がおしりを引きずる行動は軽く見られがちですが、実際には体からのサインであることが多いです。浜松市で犬や猫でおしりを引きずることでお悩みの方は、けんご動物クリニックまでお気軽にご相談ください。

また、当院ホームページ内の皮膚科腫瘍科軟部外科・整形外科もあわせてご覧ください。

袴田 健吾 先生の写真

この記事の監修

袴田 健吾                        Kengo Hakamata

けんご動物クリニック 院長・獣医師

浜松市出身。獣医師国家試験合格後、県内外の動物病院で経験を積み、浜松市中央区「けんご動物クリニック」を開院。

犬・猫の一般診療から予防医療、歯科・皮膚科など幅広い診療に対応し、地域のホームドクターとして日々の健康管理から専門的な治療までサポート。

スタッフみんなで飼い主様とペットに寄り添う診療を目指しています。

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