猫の病気

猫の代表的な病気の症状

写真:猫

*これらは一般的な症状と病状であり、あくまで簡易的な目安です。
ご自身での判断は避けていただき、獣医師にご相談下さい。

○体中をかんだり、なめたり、かいたりする動作が目立つ
○脱毛が目立つ
○皮膚が赤くなる、ただれている

  • 食餌や花粉などのアレルギー性、好酸球性肉芽腫症候群、細菌性、真菌性の皮膚疾患、ダニなどが原因の寄生虫性、内分泌性の皮膚疾患、など。

日常の管理
全身を清潔に保つ、成長段階に合わせたバランスのよい食餌をあげる、など。

○食べたものを戻す(嘔吐)

  • おやつや人間の食べ物を食べ過ぎたことや、誤って食べ物以外のものを飲みこんだ、食べたもので中毒を起こすことなどの他に、胃腸疾患や腫瘍や様々な全身性疾患でもおこります。

○下痢

  • おやつや人間の食べ物の食べ過ぎなどのほかに、ウイルス、細菌、寄生虫、毒物、腫瘍などでもおこります。

日常の管理
リビングやキッチンなどでは、床に細かな道具やものを置かないようにする。おやつや人間の食べ物の与えすぎに注意して、年齢に合わせたバランスのよい食餌をあげる、など。

○血尿(血の混じったおしっこ)がでる

○普段よりおしっこの量が多い、する回数が多い

  • 膀胱や尿道に砂や石のような物質がたまってしまう下部尿路疾患。

日常の管理
下部尿路疾患に対応した食餌に切り替える。寒くなる時期には飲水量が減るので常に水を飲める工夫をする。

○眼やにがでる、くしゃみをする。

  • 猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、クラミジア感染症など。

予防法
混合ワクチンの接種をしておく。

○目やにやナミダなどで、眼の周りが汚れる
結膜炎、角膜炎、鼻涙管閉塞 など

日常の管理
定期的な眼の検査、眼の周りを清潔に保つ、など。

○年をとって体重減少が目立ってきた。水をよく飲み、よくおしっこをする。

  • 慢性腎不全、甲状腺機能亢進症、糖尿病など。

日常の管理
特に中高齢になってきたら血液検査などの定期的な健康診断を行う。

○口臭が気になる
歯垢、歯石がついたことによる歯周病であることが多く、腫瘍や全身性疾患でも。

日常の管理
歯磨きをすることで歯垢や歯石をつきにくくする。

※これらは一般的な症状と病状であり、あくまで目安です。ご自身での判断は避けていただき、獣医師にご相談下さい。